楽文京堂:文人図鑑

ノーベル賞受賞者にして太宰の天敵 川端康成

 

行きつけのお店<かつ吉>

東京都文京区本郷1-4-1 全水道会館 B1F
よく通っていたトンカツ屋さん。
川端康成の書を木彫りにしたものが飾ってある。

東京大学に進学して5年間、文京区を5回引越している。


日本人で初めてノーベル賞をとった人物。

川端康成の子ども時代は15歳で肉親を全て失うという悲しい時代だった。

19歳になった川端は、伊豆に旅行にいく。
この時の体験があの有名な青春小説「伊豆の踊り子」
実は小説にすると30ページほどの短編だが、何回も映画化されている。

東京大学に入学した川端康成。
試験中、答案を書き終わった同級生が川端を見ると、一字も書かずぼんやりしていたそう。
すると、川端が手を伸ばして同級生の答案をとり自分の答案に写し始めたそう。
テストの評価はカンニングされた同級生は「乙」川端康成は「甲」をだったそう…
川端の方がいい成績だった。

また、かなり寡黙な性格で知られている。
大物作家となった川端についた新人女性編集者が担当になった時、
編集者が色々話しかけてもほとんど反応をしなかった。
怒らせてしまったと思った編集者が泣き出してしまうと
「あの、どうかしましたか」と川端に言われたという。

 


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